悶絶

斑尾ForestTrail

4時間33分59秒 3位

シューズ salomon xt-hawk

ウエア&ザック salomon

ハイドレーション musashi replenish(約3倍希釈)

補給食 カーボショッツ×6 musashi NI×2 ベスパハイパー×4

テーピング Vテープ、Xテープ


今回、あるテーマを持って走り出しました。

今年走った志賀トレイル50k。未知の距離、強豪選手、色んな要素が絡み合い牽制に次ぐ牽制。

無事完走出来た、8位というまずまずの結果が出せた。

しかしレース後、何か引っかかりを感じていました。

本当にこれがベストだったのだろうか?

その引っかかりを払拭するべくスタートラインへ。

今回のテーマは自分のリズムを刻む事。

たとえ周りが遅くても速くても、自分が気持ち良いと思えるリズムでレースを運ぶ事でした。


20k地点くらいまで中々のペースのパックで歩を進めます。足もまずまず。

次第に前を引く時間が長くなり、斑尾のピークでは一人。

下りもスリップを恐れ決して上手いとは言えないが、今年経験してきた事を生かしてくだる。

中間の25kの通過は2時間丁度位。行ける。その頃はそう思っていました。

しかし50kという距離は、勢いだけで走りきれる程甘くはありませんでした。

次第に重くなり、もつれる足。一度目の転倒でふくらはぎがつります。

2度目の転倒では両ふくらはぎがつってしまいました。

斑尾は比較的走れる気持ちのよいコース。しかしそれに任せて行き過ぎたようです。

なるべくつった箇所を使わない様に、違う筋肉を意識して走ります。

30kを過ぎたあたりでしょうか。袴岳を登っている所で今度はハムストリング。。。。

しかも片方治ればもう片方。ご丁寧に交互に両側。


はっきりとは覚えていませんが、つってはストレッチして走りだすを繰返していた様に思います。

そんな事をしているうちに、順位は3位、4位と落ちていきます。

流石に今回は棄権を考えました。だって痛いんだもん

しかし伸ばせばしばらくは走れる事、なるべく負荷をかけないような走りを意識すれば何とかなる事。

前とはそれほど離れていないと言う事、なによりあきらめたくなかった事が続行を決意させました。


次第に気温も上がり、30k〜40k過ぎは苦しい区間でした。

最後のエイドステーションで補給し、いよいよ希望湖沿いを走ります。

この辺は、一度忠に案内してもらってた上に中学生の頃釣り竿を持って歩き回った所。

先が分かると対策も立てやすい。それに平坦だったので足も元気になってきています。

この時3位。前との差もあまりないと信じ、あえて聞きませんでした。

このカーブを抜ければ前が見える。言い聞かせながらスピードを上げます。

今までトップを走っていた選手をパス。2位に上がります。

よし、このままなら必ずトップまで行ける。そう思って前へ進みます。

しかし平坦が終わり、登りの区間。また足がつり始めました。

振り返るとやつがいるよろしく、3位の選手も迫ってきています。

競技人生で初めて自分の足に保ってくれと頼む始末。

斑尾市街地を抜け、いよいよゲレンデを残すばかり。

でも足は限界を迎えたようです。ほんのちょっとの登りでもつってしまう。

畜生、そうつぶやき足を引きずって進みます。後ろの選手はもう間近。

どうしようもなくなり止まって足を伸ばす。中々治らない。

そうこうしているうちに3位に転落。

前を追うが届かず、2位の選手がゴール。

こんな格好ではみっともないと、しっかりを地面を蹴ってゴールを目指します。

両手を上げて3位でゴール。


完全に力、練習不足、オーバーペースだったようです。

しかしこのレースのお陰で新たな課題、目標への道筋、

そして地元にこんなに素晴らしいトレイルがあるという事を発見させてもらえました。

又走りたい、純粋にそう思えるトレイル。

このレースに出れて良かった。心の底からそう思いました。足は筋肉痛だけど。