x-terraレポ
ウーパールーパーが食用!!?
昔水族館のウーパールーパーに見とれていて、迷子になったはペットブーム全盛期の80年代。
関係のない事は置いておいて、レースレポートでも。
レース当日の朝は、予定より早い4時頃に目が覚めました。
もう寝れなそうなので起きてみると腰痛が。慣れない車中泊をするものではないですね。
しかし調子は悪くない様子。長年選手をやっていると、寝起きで分かります。
相変わらず朝食は質素で、パン1つ。志賀の時に思いましたが、皆早朝からよく食べれますね。
後はレース中の補給食に託しスタート会場へバスで移動。
アップをしてみる。悪くない。思った以上に動きにキレがあります。
アップもそこそこ、準備をしいよいよスタート。
最初のロードを経て、トレイルへ。事前に普段人が足を踏み入れ無いところを走らすと
コースディレクターから聞いていた通り、倒木を越え、枝の間に足を置き、国道と砂利道の間の斜面を走ります。
気がつくと先頭。後ろを見てもついてきていない。やはり今日はいい感じで動いているのかもと思っていました。
古道から森の中と、目印を見失うとすぐにコースロストしてしまうくらい
本当に普段人が入っていないようなところに進んでいきます。
白根山のピークを目指す途中、後ろの選手に追いつかれます。そこである違和感が。
登りが得意と思っており、ガンガン登っているはずなのに、全く離れない。
むしろ相手は歩いているのについてこられるを通り越して置いていかれる始末。
おかしい。相手が足を置いたところを真似して登ってみるが、キツさに変わりはない。
山頂付近を通過して下りに入る頃にはもう見えなくなっていました。
これは精神的にかなりのダメージが。それに加え次はガレた急坂。今回一番懸念していた場所です。
予想以上に走りづらく、初めてのガレ場にヘッピリ腰&涙目。
コースはそこからもう一度登り、沼の周りの稜線をくるっと回るレイアウトでしたが、
しばらく進んでいると目の前に見えるのは先ほど苦しんだ登り&ガレ下り。
モウカンベンシテ・・・と思いきやそこへは登らず森の中のダウンヒル。
ほっと一安心したところで徐々にスピードに乗っていきます。
ここからは今回のベストランでした。今まで何度も苦しみ、人の走りを参考にしながらイメージし、
それに向けた練習もしてきました。
イメージと体の動き、ぴったりと重なりスピード気分も最高潮。これなら追いつける、そう確信しながら降りていきます。
しかし会心のダウンヒルも空しく、係員の方に前との差を聞くたびに5分くらいです!!と。
次第に萎えてきますが、ベストを尽くすという意味でもあきらめず追います。
苦手だったゲレンデもちょっとしたきっかけで上手い事走れる様に。
倒木もハードラーよろしく、ビシ!!っと飛び越えていきます。
最後と思われる係員の方が『あと2kです!』と。すかさず
私『前との差は?!!』
係『5分位です!!』
ここが今回の分かれ道。
半ばあきらめにも似た感情が。
ゴール会場が見えてきてアナウンスの声が次第に大きくなってきます。
ゴールは目前、当然もう1位は入ってしまったろうな。と思っていると、『先頭の選手がもうすぐゴールです!』と。
??あれ???ひょっとして回り道してゴール?
しかしどうやら私もこのままゴールの様。
結局1分半くらい差で2位。
あの時あきらめていなければと思えど、チャンスの神様は後ろ髪が無く、後の祭り。
勝てたかもしれないレースを逃すのは本当に悔しい。しかも原因が自分の気の持ちようだっただけに
悔やんでも悔やみきれない。
ゴール後、1位の選手に登り速かったですねと話しかけました。
すると、小出さんは登りで跳ねているから多分落ちてくると思った。と。
今まで感じていた違和感、登りでどうしても離されてしまう理由がこの一言で何となく分かりました。
しかし走り方は未だ分からず。悶々としながら表彰を受け帰路につきました。
正直、ロードでの登りは負け無いと思います。
しかしトレイルではそれは何の役にも立たず、ただただ消耗するだけ。
下りでの走りはゼロからのスタートだったのですんなりと入ってきていますが、
こればかりはスタイルを築いてきた以上時間がかかりそうです。
体が先に動くのではなく、頭で理解しないと全く動けないので。。。
今回のレースは大変収穫が多かったと思います。
もちろん今後の参考になる事も多く吸収できました。しかしそれだけでなく
コースはがれ場、フカフカの深い森、ゲレンデ、景色の良い稜線、気持ちのよいシングルトラック。
トレイルの代表される良い所をぎゅっと凝縮したような、30kと言えどかなり密度の濃い時間が過ごせる良いコースでした。
x-terraトレイルラン丸池大会
3時間35分15秒 第2位
w/salomon s/speed closs
長くなってしまいました。。一度に書かないと、2度と書かない気がしたので。